2013冬。このシーズンは例年に比べると雪が多かった。単純な言葉でなく、5年から10年以来という多さだった。札幌市内近郊も例外でなく、公共事業の除雪をしている会社の代表である友人の話を聞いているとより真実味を増す。その日は、天気図を見る限り今週も連日で雪が降りそうな予報だった。しかもかなりの量で・・・。平日ではあったが、撮影をするならこのチャンスを逃す手は無い。お世話になっているMブラザーズ経由でふたりの屈強SLEDERに山に入れないか連絡を入れる。そのふたりとは、僕が尊敬するSLEDERである桶谷さんと小寺さん。当日、全員の都合が付き集合。いつもは鼻歌まじりで行けるはずの「遊ぶ為のスタートポイント」までの林道が雪で埋まっている。気を抜いて反対側にマシンがいったら即OUTな道をひたすらマシンを起こし(バンクさせて)、アクセル満開で進む。正直、林道を抜けただけで体力をすべて使ってしまった・・・(笑)。とはいえ、2011年モデルから格段にバンクし易くなったSKI-DOO X163のおかげで、昔に比べたら楽なのは確かだ。特に2013年モデルは久しぶりにフルモデルチェンジし、t-MotionやPowderMaxⅡ Track with FlexEdgeなどの新機能により、SLEDの進化もココまできたか・・・と感じる。・・・なんとかいつも休憩している小屋に到着しランチタイム。多すぎる雪のおかげで(笑)、どこでも撮影可能ということで、ポイントを探して撮影しつつ、もちろん深雪を楽しんだ。しかし、SLEDマガジンでもよく登場してもらったこの桶谷さんという人は、どうしてそんな走りが出来るのか???理解不能!!! この日も縦横無尽に走り回っていた。まさに和製クリス(笑)。まさに剛の走りをする桶谷さんに対し、柔の走りをするのが小寺さん。まず、この小寺さんが埋まっている所を見た事が無い。歴が浅い僕などは、この小寺さんの様な走りが目標だ。スノーモービル歴35年以上の宮浦パパが「このふたりがいればどこに行っても安心」と言うだけある。2014年シーズンもこんな「THE DAY」な日があることを願う。桶谷さんと小寺さんも2014年モデルのSKI-DOO X163に乗り換えるらしいしね^ ^。